特許・実用新案
発明や考案は目に見えない思想・アイデアですので、お家やお車のような有体物で占有可能なものではなく、所有者の権利を守ることは容易ではありません。また、アイディアの時代と呼ばれる現在社会では発明等の創作の価値が非常に大きくなっており、これらを如何に活用するかが社会のそして日本国の今後を決定付ける重要事項です。 そのため、発明者や考案者、そして、彼(女)らが所属する企業の知的財産を守り、活用するように特許制度や実用新案制度が設けられています。しかし、これらの制度を的確に利用・活用することは必ずしも容易ではなく、折角いい発明をしたのに誰も使ってくれない、勝手にまねをされてしまった等、多くの不満をお持ちの方もいらっしゃると思います。自己の権利を守り、社会の発展に貢献し、そして、世界の人々が豊かになるようにと、日夜研鑽を続けるのが我々の使命であると存じます。 |
意匠
意匠は、物品(製品)の美的外観のことを言います。近年、技術の発達により製品の機能はメーカによりそれほど大きく変わらないものの、複雑化して一般消費者には分かり難くなりました。一方、その製品の外観は素人にも一見して判別でき、製品の販売数量を大きく左右するようになりました。 意匠制度は、そのような優れたデザインの創作を独占権で保護することにより、創作を奨励し社会が豊かになることを目指しています。しかし、この制度を的確に利用・活用することは必ずしも簡単ではありません。分かり易いだけにまねされやすく、消費者も似てるけど本物ではないものを購入してしまうかもしれません。創作を守り、かつ、消費者を守るのが、この制度といえます。 |
商標
商標は、消費者等が、その商品やサービスを提供しているのが誰であるか、また、以前に聞いたり経験した品質と同じくらいの品質が期待できるか等を知るための目印として、提供者及び消費者をつなぐ役割を果たしています。偽装疑惑が広がっている今日この頃、あの商標がついた商品は大丈夫という安心感を与えてくれます。 このように、企業の信用を蓄積し、それを購入等する消費者の期待を載せる商標が適切に使用されるようにするのが、この商標制度ですが、使い方を誤ると、長年の信用が失われたり、消費者を悲しませることになります。でも、商標又は商標制度は人が利用して初めて生きるもの、そして、時代の流れにより変わっていくものですが、商標を媒介とした互いの信頼は変わらないものでありたいと思います。 |
外国出願(国際出願)
外国出願/国際出願は、曖昧な概念ですが、国内の特許、実用新案、意匠、商標の外国版又は国際版と考えて頂くのがわかりやすいと思います。これらの知的な創作又は信用という財産には国境はありませんが、これらの保護及び利用は、各国の産業政策に大きく関わり、各国は自国独自の制度を保持します。 これを特許出願という手続において統一化を計ったのが、PCT(国際出願)制度です。しかし、最終的には各国の個別の法政に従った保護がされますので、各国毎の対応が必要です。米国は特に制度が異なりますので、詳細はお問い合わせ下さい。 |
費用について
特許費用 | 出願費用 約20万円から(内容、頁数、図面数、請求項数等により変動)
+ 消費税 + 印紙代14,000円 |
審査請求費用 | 印紙代 約18万円から(請求項数により変動) |
中間処理費用 | 1~20万円程度から (請求項数増により変動) |
登録費用 (特許になった場合) |
2万~30万円から(請求項数により変動) |
出願から登録まで、 総額 50万円~100万円程度が相場ですが、上限ではありません。 複雑になれば数百万円かかることもあります。 |
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商標費用 | お客様のご希望により格安設定も可能です。 印紙代は前納をお願いします。 |
印紙代は、 (3,400円+8,600円 x 区分数)となります。 以下をご参照ください。 以下をご参照ください。 ※ 1区分:12,000円 ※ 2区分:20,600円 ※ 3区分:29,200円 ※ 4区分:37,800円 |
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商標登録出願は審査の結果、拒絶されることがあります。 |